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第4章

伊豆的舞女(中日对照) 作者:川端康成 完结-第4章


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仍旧纠缠不休:“怎么样?再下一盘,请再下一盘吧。”但我只是一味地笑着,纸商终于死了
心,站起身来走了。 

姑娘们向棋盘这边走过来。 
“今天晚上还要到其他地方演出吗?” 
“还要去的”说着,那汉子朝姑娘们望去。 
“怎么样,今天晚上就到这儿,让大家玩玩吧。” 
“好啊!太高兴了!” 
“不会挨骂吧?” 
“怎么会,反正再走下去也没有客人。” 
于是她们玩起五子棋来,一直玩到十二点多才走。 
舞女回去之后,我毫无睡意,头脑清醒异常,便走到廊下试着喊道: 
“老板,老板。” 
“哦”快六十岁的老大爷从房间里跑出来,精神抖擞地应了一声。 


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「今晩は徹夜ですぞ。打ち明かすんですぞ。」 

私もまた非常に好戦的な気持ちだった。 

第四章

その次の朝八時が湯ケ野出立の約束だった。私は共同湯の横で買った鳥打ち帽をかぶり、
高等学校の制帽をカバンの奥に押し込んでしまって、街道沿いの木賃宿へ行った。二階の
戸障子がすっかりあけ放たれているので、なんの気なしに上がって行くと、芸人たちはま
だ床の中にいるのだった。私は面くらって廊下に突っ立っていた。 

私の足もとの寝床で、踊子がまっかになりながら両の掌ではたと顔を押えてしまった。
彼女は中の娘と一つの床に寝ていた。昨夜の濃い化粧が残っていた。唇と眦の紅が少しに
じんでいた。この情緒的な寝姿が私の胸を染めた。彼女はまぷしそうにくるりと寝返りし
て、掌で顔を隠したまま蒲団をすべり出ると、廊下にすわり、「昨晩はありがとうどざいま
した。」と、きれいなお辞儀をして、立ったままの私をまごつかせた。 

男は上の娘と同じ床に寝ていた。それを見るまで私は、二人が夫婦であることをちっと
も知らなかったのだった。 

「大変すみませんのですよ。今日立つつもりでしたけれど、今晩お座敷がありそうでご
ざいますから、私たちは一日延ばしてみることにいたしました。どうしても今日お立ちに
なるなら、また下田でお目にかかりますわ。私たちは甲州屋という宿屋にきめております
から、すぐおわかりになります。」と四十女が寝床から半ば起き上がって言った。私は突っ
放されたように感じた。 

「明日にしていただけませんか。おふくろが一日延ばすって承知しないもんですからね。
道連れのあるほうがよろしいですよ。明日いっしょに参りましょう。」と男が言うと、四十
女も付け加えた。 

「そうなさいましよ。せっかくお連れになっていただいて、こんなわがままを申しちゃ
すみませんけれどC魅栅蠘尋丹盲皮饬ⅳ沥蓼埂C麽崛栅盲撬坤螭莱啶蠓护嗡氖
日でございましてね、四十九日には心ばかりのことを、下田でしてやりたいと前々から思
って、その日までに下田へ行けるように旅を急いだのでございますよ。そんなことを申し
ちゃ失礼ですけれど、不思議なご縁ですもの、明後日はちょっと拝んでやって下さいまし
な。」 

そこで私は出立を延ばすことにして階下へ降りた。皆が起きて来るのを待ちながら、き
たない帳場で宿の者と話していると、男が散歩に誘った。街道を少し南へ行くときれいな
橋があった。橋の欄干によりかかって、彼はまた身の上話を始めた。枺─扦ⅳ胄屡梢壅
の群れにしばらく加わっていたとのことだった。今でも時々大島の港で芝居をするのだそ
うだ。彼らの風呂敷から刀の鞘が足のようにはみだしていたのだったが、お座敷でも芝居 

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“今天晚上下个通宵。先跟你说好啰。” 
我也变得非常好战了。 


第四章

我们约定第二天早晨八点钟从汤野出发。我戴上在公共浴场旁边买来的便帽,把高中制
帽塞进书包,向沿街的小客栈走去。二楼的门窗完全敞开着,我无意之中走了上去,只见艺
人们还都躺在铺席上。我张皇失措,站在廊下愣住了。 

舞女就躺在我脚跟前的铺垫上,她满面绯红,猛然用两只手掌捂住了脸。她和那个较大
的姑娘睡在一张铺上,昨晚的浓妆还残留着,嘴唇和眼角微微透出红色。这颇具情趣的睡姿
不禁让我心荡神驰。她敏捷地翻了个身,仍旧用手掌遮着脸,从被窝里滑了出来,坐到廊下。

“昨晚上谢谢您了。”她说着利落地行了个礼,我站在那里,被弄得手足无措,不知如何
是好。 

那汉子和年长的姑娘睡在同一张铺上。在看到这之前,我一点儿也不知道他们俩是夫妇。

“真对不起。本来打算今天动身的,但是晚上有个宴会,我们决定推迟一天。要是您今
天非动身不可,那就在下田见面吧。我们准备住甲州屋客栈,很容易找到的。”四十岁的女人
从铺垫上抬起半截身子说道。我顿时感到像是被人抛弃了似的。 

“明天再走不好吗?我不知道妈妈要推迟一天。路上还是有个伴儿好。明天一起走吧。” 
那汉子说完后,四十岁的女人接着说道: 

“就这么办吧。您特地要和我们同行,我们却擅自决定延期,实在对不起——明天哪怕
天上下刀子也要动身。后天是在旅途中死去的小宝宝的断七日。我早就想着要在下田做断七,
这么匆匆忙忙赶路,为的就是在那天之前到达下田。跟您讲这些真是失礼了,但我们特别有
缘分,后天也请您来参加祭奠吧。” 

于是我决定推迟一天出发,走到了楼下。我一边等大家起床,一边在肮脏的账房里跟客
栈的人聊天,那汉子邀我出去散步。沿着大街稍稍往南走,有一座很漂亮的小桥。靠在桥栏
杆上,他又谈起了自己的身世。他说,他有段时间参加了东京的一个新派剧剧团。现在还经
常在大岛港演出。从他们的包袱里像一条腿似的伸出来的就是刀鞘。他还在宴会上模仿新派
剧。 

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のまねをして見せるのだと言った。柳行李の中はその衣裳や鍋茶碗なぞの世帯道具なので
ある。 
「私は身を铡盲抗皮寺浃沥证欷皮筏蓼い蓼筏郡⑿证赘橇⑴嗓思窑污E目を立て

ていてくれます。だから私はまあ入らない体なんです。」 
「私はあなたが長岡温泉の人だとばかり思っていましたよ。」 
「そうでしたか。あの上の娘が女房ですよ。あなたより一つ下、十九でしてね、旅の空

で二度目の子供を早産しちまって、子供は一週間ほどして息が絶えるし、女房はまだ体が
しっかりしないんです。あの婆さんは女房の実のおふくろなんです。踊子は私の実の妹で
すが。」 

「へえ。十四になる妹があるっていうのは!埂
「あいつですよ。妹にだけはこんなことをさせたくないと思いつめていますが、そこに
はまたいろんな事情がありましてね。」 

それから、自分が栄吉、女房が千代子、妹が恕趣いΔ长趣胜兢蚪踏à皮欷俊¥猡σ
人の百合子という十七の娘だけが大島生まれで雇いだとのことだった。栄吉はひどく感傷
的になって泣き出しそうな顔をしながら河瀬を見つめていた。 

引き返して来ると、白粉を洗い落とした踊子が道ばたにうずくまって犬の頭をなでてい

た。私は自分の宿に帰ろうとして言った。 
「撸Г婴摔い椁盲筏悚ぁ埂
「ええ。でも一人では!埂
「だから兄さんと。」 
「すぐに行きます。」 
まもなく栄吉が私の宿へ来た。 
「皆は?」 
「女どもはおふくろがやかましいので。」 
しかし、二人がしばらく五目並べをやっていると、女たちが橋を渡ってどんどん二階へ

上がって来た。いつものようにていねいなお辞儀をして廊下にすわったままためらってい

たが、一番に千代子が立ち上がった。 
「これは私の部屋よ。さあどうぞご遠懀Г胜筏摔à晗陇丹ぁ!埂
一時間ほど撸Г螭擒咳摔郡沥悉长嗡蓼文跍匦肖盲俊¥い盲筏绀摔悉い恧Δ趣筏辘苏T

われたが、若い女が三人もいるので、私はあとから行くとごまかしてしまった。すると踊
子が一人すぐに上がって来た。 
「肩を流してあげますからいらっしゃいませって、姉さんが。」と、千代子の言葉を伝え
た。 

湯には行かずに私は踊子と五目を並べた。彼女は不思議に強かった。勝継をやると、栄
吉や他の女はぞうさなく負けるのだった。五目ではたいていの人に勝つ私が力いっぱいだ
った。わざと甘い石を打ってやらなくともいいのが気持ちよかった。二人きりだから、初 

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柳条包里装着戏装和锅碗瓢盆之类的生活用品。 
“我最后落到这步田地,耽误了前程,但我的哥哥在甲府出色地继承了家业。所以我是

一个多余的人了。” 
“我一直以为你是长冈温泉的人呢。” 
“是吗。那个年长的姑娘是我老婆。她比你小一岁,十九岁了。在旅途上第二个孩子早

产,没过一星期孩子就断了气,我老婆身体还没有复原。妈妈是我老婆自己的母亲。舞女是

我的亲妹妹。” 
“哦,你说你有个十四岁的妹妹” 
“就是她呀。我实在不想让妹妹干这种营生,但是这里面还有许多缘故。” 
然后他告诉我,他本人叫荣吉,妻子叫千代子,妹妹叫熏。另一个十七岁的姑娘叫百合

子,只有她是大岛人,雇来的。荣吉显得非常伤感,哭丧着脸,久久凝视着河滩。 
我们回来的时候,看见洗去脂粉的舞女正蹲在路旁,抚摸着小狗的脑袋。我想回自己的

旅馆去,便说道: 
“来玩吧!” 
“唉。可是一个人” 
“和你哥哥一起来嘛。” 
“马上就来。” 
不多久,荣吉来到我的旅馆。 
“她们呢?” 
“她们怕妈妈唠叨。” 
但是,我们才玩了一会儿五子棋,姑娘们就过了桥,噔噔地跑上二楼来。像往常一样,

她们恭敬地行了个礼,跪坐在廊下,踌躇不前,千代子第一个站起身来。 
“这是我的房间。来,请不要客气,进来吧。” 
玩了一个小时左右,艺人们到这家旅馆的室内浴池洗澡去了。她们再三邀我同去,可是

有三个年轻女人在,我便搪塞说,我过一会儿再去。舞女很快一个人跑上楼来,转告千代子

的话说道: 
“嫂嫂说,请你去,她给你搓背。” 
我没去浴池,和舞女下起五子棋来。她下得出奇地好。循环赛的时候,我不费吹灰之力

就打败了荣吉和其他女人。下五子棋,我得心应手,一般人决不是我的对手。而跟她下棋,
用不着特地留一手,心情很畅快。 

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めのうち彼女は遠くのほうから手を伸ばして石をおろしていたが、だんだんわれを忘れて
一心に碁盤の上へおおいかぶさって来た。不自然なほど美しい姢饯涡丐舜イ欷饯Δ
なった。突然、ぱっと紅くなって、「ごめんなさい、しかられる。」と石を投げ出したまま
飛び出して行った。共同湯の前におふくろが立っていたのである。千代子と百合子もあわ
てて湯から上がると、二階へは上がって来ずに逃げて帰った。 

この日も、栄吉は朝から夕方まで私の宿に撸Г螭扦い俊<兤婴怯H切らしい宿のおかみさ
んが、あんな者にご飯を出すのはもったいないと言って、私に忠告した。 

夜、私が木賃宿に出向いて行くと、踊子はおふくろに三味線を習っているところだった。
私を見るとやめてしまったが、おふくろの言葉でまた三味線を抱き上げた。歌う声が少し
高くなる度に、おふくろが言った。 

「声を出しちゃいけないって言うのに。」 

栄吉は向かい側の料理屋の二階座敷に呼ばれて何かうなっているのが、こちらから見え
た。 

「あれはなんです。」 

「あれ|(うたい)ですよ。」 

「郑蠅浃坤省!埂

「八百屋だから何をやり出すかわかりゃしません。」 

そこへこの木賃宿の間を借りて鳥屋をしているという四十前後の男が窑颏ⅳ堡啤ⅳ瘩Y
走をすると娘たちを呼んだ。踊子は百合子といっしょに箸を持って隣りの間へ行き、鳥屋
が食べ荒したあとの鳥鍋をつついていた。こちらの部屋へいっしょに立って来る途中で、
鳥屋が踊子の

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